浜松シネマイーラでの公開が決まりました!

 映画の制作も(監督も、撮影も、編集も)初めてですが、配給・宣伝にも初挑戦しています。やしほ映画社さんやきろくびとさん、そしてアップリンク主催ムービー制作ワークショップ16期でご一緒し、いまロングライドに勤める友人に、わからないことをいろいろ教わりながら、ここは!と思う映画館に一軒一軒電話をかけ、支配人や編成担当の方とお話しし、メールで資料や映像リンクを送り、できる限り全国で上映してもらえるようにとお願いしています。

 いいなと思うのは、この業界には「生の声」が生きていること。いきなりの電話にもかかわらず、電話の向こうで「杜人」を検索し、「面白そうな映画ですね」と仰ってくださる方もあれば、「いきなり電話であれこれ話されてもね……。いま映画業界がどんなに大変か知ってる? あなたの映画はうちでは上映できないと思うよ」と諭されることも。それでも、電話を切った後にメールで資料をお送りすると「さっきは言い過ぎて悪かったね。環境への意識の高い人はどの街にもいます。そういう人たちと連携できれば……」と丁寧な返信が届いたり。

 大作は一気にいくつもの映画館で上映が決まりますが、そういうブルドーザーのような力は「杜人」にはなく、人の手で地を這いながらお一人お一人に生の声で伝えていくしかないのだろうと思います。そして、そうやって伝えることで、毛細血管のような毛根が地下に張り巡らされていくのだと信じています。

 ということで、11館目、浜松シネマイーラさんでの公開が決まりました!
 なんと、ここはこれまで決まった劇場の中で一番席数が多いところ。1スクリーンで152席! そんなにたくさんのお客様に入っていただけるのだろうか? 

 実は昨夜、その作戦会議を密かに開いたのでした。浜松市、菊川市在住の、めちゃくちゃ熱い志と軽やかなフットワーク、草の根の人脈を併せ持つ4人の方々と、Zoomで1時間45分。それは、一人の想いと一人の想いが繋がり、連なった時だけがもつ、スリリングな瞬間の連続でした。2007年、国立市で初めて「六ヶ所村ラプソディー」の自主上映会を開催するときに集まった女7人でのキックオフ・ミーティングを思い出し、私は胸がいっぱいに……。

 もし、シネマイーラさんでやってもらえるとしたら? ひとりのアイデアが蹴鞠のように別のひとりに受け止められて、どんどん弾んで、そして今日、「やりましょう!」という館長の決断につながりました。

 毎日が貴重な体験の連続。かけがえのない出逢いをもたらしてくれる「杜人」の根が、これからもすくすく伸びていきますように!

B2ポスター、出来ました! 

 

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