2022年、渦を起こしていきましょう

ご挨拶が遅れましたが、新年おめでとうございます。

少しはゆっくりと過ごされる時間が持てたでしょうか。

大雪、寒波、地震の被害に遭われたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。

今年は変化の年になるようです。

良い変化、そうではない変化、さまざまな変化があるでしょうが、いざ、それを目の前にしたとき、慌てずに対応できる力、日常を整えていきたいと思います。

「不安定があって当たり前。不安定だからこそ、過不足調整する自然の力が働く。生きていることは、不安定なんです」

通常ならコンクリートで固めてしまう急斜面の敷地にSの字を描くようにつくった遊歩道。木杭と丸太を使ったものの、人間の安定を優先して固め過ぎてしまった道を前に、矢野智徳さんが呟いた言葉を、折に触れて思います。

人間も自然界の動物。いまの人間社会は、人間の安定を優先するあまり、自然界に大きな負荷をかけてしまっています。

一人ひとりにできることは小さくても、いったん巻き起こった渦はその場にとどまらず広がっていくのが自然界の法則。

変化を怖れることなく、むしろ味方につけて、自然のリズム、法則に従う渦をつくっていけたらいいなと思います。

さて、新年第1弾。

音楽を提供してくださった山口洋さん(HEATWAVE)のギターと「杜人」の映像がコラボします。

ライヴ映像は2週間アーカイヴで視聴できるので、リアルタイムで観られない方も、是非。

昨年12月26日にリリースされた『Still Life with my GTR』は、「コロナの日々を生きるためのサウンドトラック」というキャッチコピー通り、いま在る日常を瑞々しい光で包み、さまざまな色と空気感で彩ってくれます。

今年もよろしくお願いします。

2021年の終わりに

このWEBサイトの更新が遅れたまま、Motion Galleryのクラウドファンディングに突入、ますます更新できなかった2021年……。

どうも、すみませんでした!

来年は、さまざまな情報をリアルタイムでお伝えしていきたいと思います!

12月22日、現在(クラファンでご支援をいただいた方に)限定オンライン公開中の「大地の再生の詩~杜人 オリジナル・エディション~」を山梨県上野原で一足早く観ていただきました。

年内最後の「大地の再生講座」に参加された方々、スタッフの皆さまに観ていただき、あたたかいメッセージ、激励をたくさんいただきました。

矢野智徳さん、ナレーションをお願いした岩田彦乃さんに確認していただく意味もありました。

劇場版の「杜人」との違いは、一般社団法人「大地の再生 結の杜づくり」の活動、スタッフ、施主さんの言葉を多く収めていること。わかりやすさを中心に編集し直した劇場版よりも、「大地の再生」という目的に向かって動く人々の渦を描いたところです。関わられた方々の励みになりますように、という思いもありました。

でも、結局励まされたのは私自身。

そして、昔ながらの臼と杵でついたお餅は、ハレの日の尊い白さに輝いていました。

2022年2月11日には、劇場公開に先駆けて奄美大島で上映していただくことが決まりました。全国で起きている巨大なコンクリート土木工事が、奄美の美しい浜で進められようとしています。

人間と自然。無理のない調和はどこにあるのか。

自然は相当のレジリエンスを兼ね備えています。

それでも、人間が重機で壊し、ガチガチに固めてしまったものが呼吸を取り戻すには、それを行った時間の何十倍、何百倍もの時間がかかります。

人間はもっと想像力と共感する力に溢れた存在ではなかったか。

地球を小さきいのちの緑のゆりかごに戻していく術を、知性を、人間は必ず持っているのでないだろうか。

それを信じ続けるための小さな道具として、この映画を使ってくださればいいと思います。

12月26日には、「杜人~環境再生医・矢野智徳の挑戦」でナレーションを務めてくださった林揚羽さんが出演される舞台「毒の島には近づかない」(劇団ハトノス/青木文太朗 作・演出)と、音楽を提供してくださった山口洋さん率いるHEATWAVEのライヴを観にいきました。

揚羽さんの舞台は、第二次大戦中に国際的に禁止された毒薬兵器を極秘で製造していた広島県の大久野島を舞台にしたもので、毒薬製造という負の歴史を、国民休暇村や700羽のうさぎで漂白しようとする権力と、それを信じたい私たち自身の加虐を突きつけるものでした。

そしてリアルではほんとうに久しぶりのHEATWAVEのライヴは、目に見えない、質量を持たない音楽が、どれほど人を生きさせるか、切実な希望を具体的に描くことができるかを、実証するような体験でした。

山口洋さんの最新アルバム「Still Life with my GTR」。この中から3曲を映画の中で使わせていただいています

人はその想像力で、戦慄するほど残虐の限りを尽くすことができるけれど、同じその想像力で、真逆な世界を創造することもできる。

きっと、来年は、その力をもっと強く感じることができると、信じています。

みなさまにとって、今年はどんな一年だったでしょうか。

大事な人を亡くされた方にも、大きな病気に立ち向かわれた方にも、苦しい生活を強いられた方にも、孤独と闘い続けられた方にも、どうかあたたかい年越しでありますように。

                2021年12月31日 前田せつ子

MotionGalleryでクラウドファンディング目標額を無事達成!

2021年9月18日(土)からポストプロダクションと宣伝にかかる費用の応援をお願いするクラウドファンディングを実施しました。

目標額の120万円は初日に達成、ストレッチゴールとして設定した「英語字幕をつけて海外へ」の目標額360万円も20日後に達成。

さらに「子どもに伝える大地の再生」として目標額を設定しないエンドレスゴールに向けて、389名もの方から594万8253円ものご支援をいただき、11月19日(金)、満月の夜に無事プロジェクトは終了しました。

初日から最終日まで、この2ヶ月間にいただいたたくさんの励ましのメッセージ、生きとし生けるものへの眼差しの尊さ、熱い志……。

決して生涯忘れることはありません。

改めて、お一人お一人にいただいた熱い想いと貴重なご支援に、心より敬意と感謝を表します。

ありがとうございます!!!!

これから映画の完成(整音、カラーコレクション、DCP等)、杜人ガイドブック(パンフレット)の制作、公開に向けて宣伝チラシ、ポスター、予告編の制作に向けて背筋を正して向かっていきます。

どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

 2021年11月25日 リンカランフィルムズ 前田せつ子

2021年、あけましておめでとうございます。

このサイトを訪れてくださって、ありがとうございます。

2020年は大きな変化の年でした。社会生活、人間関係、健康が脅かされ、多くの人がこれまでとは違う毎日を強いられました。

逢いたい人に逢えない年でもありました。

その一方で、自然はこれまで通りの美しさと優しさ、健気さで、人を迎え入れてくれたように思います。

新しい年は、ますます、これまでの価値観を問われる年になっていくでしょう。

逡巡や喪失や哀しみや挫折に襲われることがあるかもしれません。

そんなとき慰めてくれるのは、もしかしたら人以上に、身近な木々や花や草、空や鳥たちかもしれません。

映画「杜人〜大地の再生の詩」が、人と自然の距離が近くなる一つのきっかけとなりますように。

新しい年が大きな意味で健やかで穏やかな年になりますように。

祈りを込めて、制作を続けていきます。

 2021年 1月1日 リンカラン フィルムズ 前田せつ子